サターン探偵倶楽部

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 F1をすごろく仕立てにしたゲーム。すごろく仕立てといっても、さいころで移動するわけではなく、マシンのセッティングによって、移動可能な距離があらかじめ定められる。ブレーキ、タイヤ、サスペンションなどの設定ができ、最高速重視や、コーナリング重視などの使い分けができる。

 このゲーム、CPUがやたら強い。なぜなら、CPUの車はスピンアウトしないからだ。自分の車はコーナーで、スピードを出し過ぎると、そのスピードに応じて一定の確率でスピンしてしまうのだが、勝つためには、無理してコーナーに突っ込まなくてはならないが、CPUの車はスピンしないので厳しい戦いを強いられる。

 このゲームではマシンの性能によって成績が決まるといっても過言ではない。
中堅どころのチームでも勝つのは困難だろう。フェラーリでM・シューマッハを選択しても、優勝するのはかなり厳しかったくらいだ。ある意味、F1の世界をリアルに表現しているともいえるが、マシン性能の差によって、淡々とレースが進んでいくのはゲームとしてどうか。中堅どころのチームでレースに勝つには、コーナーに無理して突っ込んでいくしかないのだが、スピン確率60%以上を立て続けに成功するという神業的な運が必要。もう少し煮詰めれば面白いゲームになったと思うのだが。現状のままではゲームとしてちょっと厳しいかも。

 評価:D ゲームとして楽しくない。タクティクスといっても戦略性が・・・。

 状況:何回かやってみたが、う〜ん。



DATA

タイトル:タクティクスフォーミュラ

対応機種:セガサターン

メーカー:セガ

ジャンル:ボードゲーム

発売日:1997年10月9日

価格:5800円