サターン探偵倶楽部

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Book
タイトル:信長の野望 天翔記  上巻 ハイパーガイドブック
出版社:光栄
初版:1995/10/01
価格:1165円
ISBN:4-87719-287-5
備考:
タイトル:信長の野望 天翔記  下巻 ハイパーガイドブック
出版社:光栄
初版:1995/10/01
価格:1165円
ISBN:4-87719-288-3
備考:



 「三国志」シリーズと双璧をなす歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」の第6作目にあたるソフト。拠点の単位が国ではなく城になり、戦闘が城に直接攻め込むというのではなく広域マップ内で戦うようになったため、より戦略の幅がひろがり弱小大名でも漁夫の利を狙えるようになった。

 このシステムを導入したおかげか、CPUの操作する大名の淘汰が起きるようになり、強大な勢力が誕生しやすくなったため中盤以降のダレを防いでいるのが、今までの作品よりもかなりプラス評価。それと、武将の育成要素が加わり育てれば弱小武将でも使えるようになった。

 潜在的に高い能力を持つ武将でも登場時は貧弱というのも現実的で良い。しかし、この不満を感じる点も多かった。その不満と言うのが、ゲームそのものに対する不満よりも、それ以外に関する不満がかなり多い。

 まず、CPUの思考時間が長く待たされる時間が長いのがつらい。特に戦闘シーンにおいてかなりの忍耐を必要とされる。そのせいでかなりテンポが悪く感じられる。敵の行動を完全にスキップできるモードとかをつけてもらえるとかなり助かるのだが・・・。

 何人か集まってマルチプレイなんかやると楽しいんだろうけど、時間がかかり過ぎるため現実的には厳しい。それと操作系が最悪。画面の切り替わりが遅くいらいらさせられるしボタンの反応が鈍く、とにかく重く感じられる。

 光栄の歴史シミュレーションものはパソコン版が先に出てそのあとに家庭用に移植されるというパターンが多いが、移植の際に家庭用向けにうまく操作系を改善して欲しいものです。まあ、このゲームをやるんだったら、サターンやプレステでやるよりもパソコン版がベストだと思うなあ。

 評価:C もっと改善できる点はあるはず。

 状況:最上義光でクリア。山形人として。



DATA

タイトル:信長の野望 天翔記

対応機種:セガサターン

メーカー:光栄

ジャンル:シミュレーション

発売日:1995年9月29日

価格:9800円